今回は大学受験の英語において重要な英単語の勉強法について解説します。英単語を覚える際には単語帳の使い方がとても重要でそれを知らず単語帳を使っていると全く覚えられませんし、ライバルと差をつけることができません。
大学受験において英単語の暗記はかなりの重要ですのでここで勉強法をしっかりとマスターしましょう!
【大学受験 英語】 英単語の勉強法を徹底解説!
まず初めに注目していただきたいのが今回の内容です。以下をご確認ください。
内容はできる限りくわしく、そして分かりやすく、独自の視点から単語の勉強法を解説しています。
単語帳は使い方が9割
あなたは正しい単語帳の使い方を知っていますか?人それぞれ使い方に若干の違いはありますが王道というものがあります。
- 単語を書いて覚えない
- 復習を必ず行う
- 赤シートを使う
- CDを使って正しい発音を覚える
それぞれ詳しく説明しますね。
単語を書いて覚えない
なぜ書いて暗記をしてはいけないのか。それは膨大な時間を要するからです!
受験生の皆さんは限られた時間の中で効率的に勉強をする必要がります。そのためには短時間でできる方法を積極的に採用しなければなりません。
単語の暗記において重要なのは書くことではなく見ることです。しかしただ見るだけではなかなか覚えられませよね。
そこでやるのが単語を見たらその単語を発音してから日本語訳を言うということをします。こうすることで音と意味がリンクしてより覚えやすくなります。
流れをまとめると、
- ステップ1単語を見る
この時にしっかりと単語のスペルを覚えるくらいの勢いで見るようにしましょう。
- ステップ2発音をする
発音記号が必ず単語の下に乗っているのでそれをもとに発音をしましょう。またわかりにくい場合はCDの音声を聞いて正しい発音を聞きましょう!
- ステップ3日本語訳を言う
この時に声に出して言うのがオススメです。単語と意味がリンクしやすくなります。
以上のような流れで行うことで効率よく暗記できます!
復習を必ず行う
復習は暗記をする最大のコツといっても過言ではありません。しかもこれは勉強法における最も根幹をなす最強の方法なのです。どの科目でも通用する方法です。
当たり前すぎてその重要性を見失っている方が多いように見受けられます。当たり前のことというのはとても重要なことなのでわざわざ言うまでもないといった状況になりがちです。
そのためいつしかその重要性を忘れてしまうのかもしれません。当たり前のことですがここでもう一度その重要性を再確認するようにしましょう。
具体的な復習方法
復習において重要なのは新しい単語を覚える+前日の復習を1セットとして行うことです。
必ず前日にやった単語を復習しましょう。暗記のコツはとにかく復習と反復です。新しい単語を覚えることも確かに重要なのですが、それよりもはるかに重要なのは覚えた単語を何回も何回も繰り返し復習することなのです!
復習を行うことにより単語の定着率を高めることができます。定着率は以下の公式によって導くことができます。
定着率=アウトプット(出力)×反復数
ここにおけるアウトプットとは思い出そうとする作業のことです。必ず単語を復習する際は思い出すということをしましょう。
より詳しい復習方法を書いた記事があるので下記を参照してください!
赤シートを使う
当たり前と思うかもしれませんが、多くの方が赤シートを使わずに暗記をしています。赤シートを使う意味はただ眺めているという状況をなくすことにあります。
眺めているだけでは一向に暗記はできません。暗記はアウトプットをしなければなかなかできないものなのです。つまり頭の中にある知識を取り出すことが必要なのです。
しかしただ眺めるだけでは思い出すという作業がありません。この思い出す(アウトプット)作業をすることによって記憶に定着しやすくなります。
また思い出す回数が多ければ多いほどより定着するようになります。とにかく大事なのは眺めているだけという状態をなくすことです。
そのために思い出す作業ができる赤シートを使っての暗記を強くオススメします!
CDを使って正しい発音を覚える
CDがついている単語帳だといいのですがついてない単語帳はCDを買うのが高いと思います。それでもCDは買ったほうがよいです。
なぜなら単語の正しい発音を覚えることができるからです。単語の発音は試験でも問われます。
ではいつおぼえるのでしょうか?それは単語を暗記する時に同時に行うのです。それが最も効率的です。
正しい発音を覚えることはリスニングで単語を聞き取る能力を養うことになります。必ずCDを使って正しい発音を覚えましょう!
まずは見出し語を完璧に
英単語によっては複数の意味があります。いわゆる多義語というものです。このような単語を覚える際はいきなり複数の意味を覚えるのではなくまずは見出し語と呼ばれる一番最初にのっている意味を覚えましょう!
なぜいきなり複数の意味を覚えてはいけないかというと、ただでさえ英単語の暗記はつらいものなのに、いきなり張り切りきって「すべての意味を覚えよう!」と思うとその多さに絶望するからです。
まずは見出し語を完璧にしましょう!
動詞を覚える際は必ず語法もあわせて暗記する
動詞にはきまった形があります。例えばprovideという単語は「provide A with B」(AにBを与える、供給する)という形をとります。これがいわゆる語法というものです。
さらに代表的なものとして「rob A of B」(AからBを奪う)や「distinguish A from B」(AとBを区別する)、「identify A with B 」(AをBと同一視する、AをBとみなす)などがあります。
語法は非常に重要で長文の中で出てきたときに語法を知らないと意味を正確に理解することができなくなります。
補足として語法の暗記をする際に受動態のときはどのような形になるのかを意識して覚えるとよいです。例えば先ほどのrobを例にとるとA was(were) robbed of B(AはBを奪われた)という形になります。
重要なのはAの部分だけが主語になるということです。さらにこういった語法が受動態になった際に前置詞を問われる問題が出ることがあります。
今回の場合ですとA was(were) robbed □ Bといった形でこの□に入る前置詞が問われます。注意しましょう。
このように結構ありがちなのが能動態の形で語法を暗記することが多いので、受動態の形で出てきたときに気づけなかったりします。なので語法の暗記をするときは必ず受動態の形も意識して暗記しましょう!
コロケーションで覚える
まずコロケーションとはある単語がどの単語と結びつくかということを意味します。もっとわかりやすく言うと単語と単語の相性のことです。
例えばreasonと相性がいいのは前置詞のforです。これがセットになってreason for ~という形をとります。こういったところが穴埋め問題としてよく問われます。
さらにcotributeという単語があります。この単語と相性が良いのは前置詞のtoになります。
contribute to ~で「~に貢献する、~一因となる」という意味になります。
またcontributeは動詞形になりますが、名詞形のcotributionも同じくtoと相性が良くcontribution to ~という形になります。
このように動詞形だけでなく名詞形でも同じ前置詞をとるため、応用がききやすくなります。
ちなみにcontribution () ~という形で、この()内に入る単語を答える問題が早稲田大学で実際に出題されました。
このようにコロケーションでの暗記はとても重要なものとなります。ただ知っているか知らないかだけで試験で差がつきます。
なので単語帳を使って暗記をする際にはある単語と相性の良い前置詞を必ずセットで覚えるようにしましょう!
最後に派生語を網羅する
派生語というのは先ほどのcontributeとcontributionの関係のことを指します。要するにある単語から生まれた単語のことを言います。
contribute:動詞、contribution:名詞のように品詞が異なるが語源が同じ単語のことを言う
派生語を含めての暗記はかなり大変です。派生語は数が多くすべてを完璧に覚えようと思うとかなり骨が折れます。しかしもしあなたが難関大学を目指しているのであれば避けては通れません。
例えば語彙が難しいことで有名な早稲田大学では派生語の知識がカギを握ります。
例えば早稲田大学法学部ではpilgrim(巡礼者)という単語の派生語であるpilgrimage(巡礼)という単語とimply(~を意味する)という単語の派生語であるimplications(効果、影響)という単語が出題されました。
implicationは語尾にsがつくかつかないかで意味が異なるので注意が必要です。implicationなら
「意味、暗示」という意味になりますが、先ほどのimplicationsになると「効果、影響」という意味になります。
さらに付け足すとimplicationsの場合、相性の良い前置詞はforになるのでimplications for ~の形で覚えるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はかなり内容の濃いものとなっていますのでしっかりと頭に入れるようにしましょう。単語の暗記と同じで1回見るだけではなく何回も見ることをオススメします。
ではここで今回の内容をもう一度おさらいしましょう。
- 単語帳は使い方が9割
- まずは見出し語を完璧に
- 動詞を覚える際は必ず語法もあわせて暗記する
- コロケーションで覚える
- 最後に派生語を網羅する
今回の内容を参考に勉強をしていただけたら幸いです!